漫画「BEASTARS」が完結し、単行本の最終巻が発売されました。
そのため、この素晴らしい作品の魅力について振り返ってみようと思います。
※このページを書く上での制約
試し読みなどで閲覧できる第1話以外のネタバレは絶対しない
まず初めに
漫画「BEASTARS」は「青春動物群像劇」です。
もっと簡単に言ってしまうと、「擬人化した動物たちの青春もの」です。
第1話を読んだだけだと、この点を勘違いする可能性があります。
というより、私自身が初めは勘違いしていました。
そして、少し距離を置いてしまった時期がありました。
その期間がなければ、この名作をもっと前から楽しめていたと悔やんでいます。
そのため、改めてお伝えしておきたい点として挙げておきます。
※捕捉
「群像劇」は「グラウンドホテル方式」「アンサンブルプレイ」って呼ばれたりもするそうです。
映画や小説、演劇などで使われる表現技法の1つになります。
具体的に言うと、大きな1つの舞台で様々な人物の視点から色々なストーリが進むことらしいです。
それらは一見すると、関係がないように見えることもありますが、全てつながっていきます。
漫画「BEASTARS」の舞台
動物が擬人化した世界が舞台となります。
文明レベルでいうなら現実と変わりありません。
様々な動物たちが存在し、己の種族や本能/理性の元に活動しています。
漫画「BEASTARS」の登場人物
レゴシ
主人公のハイイロオオカミの高校生男子。
演劇部所属で裏方をしている。肉食獣。繊細な性格。
【本サイト管理人の印象】
通常の漫画なら、陰キャとしてのスタートになりそうな主人公だなーと思いました。
特に初めの登場の仕方や描かれ方がそんな感じです。
今では大好きな主人公の1人になっています。
漫画「BEASTARS」のストーリー
様々な動物たちが存在し、成り立っている社会。
それは言い換えると、ちょっとしたことで生命に関わる被害者/加害者になりえる社会。
その中でレゴシを初めとした登場人物たちがどのように生きるかを描いたストーリーです。
単行本は22巻で完結しています。
漫画「BEASTARS」で特に面白いポイント
多種多様な種族たちの「共存」について描かれていることです。
漫画「BEASTARS」には様々な動物たちが出てきます。
彼/彼女らは擬人化され、表情豊かに様々な視点から思いが描かれます。
そこがこの漫画の最大の魅力だと思っています。
そして、これは現実の私たちの世界にも当てはまります。
そのことを踏まえて読んでいくと、より一層と世界観に没入することができます。
読み終えたころには、以前よりも少しだけ強くなったり、優しくなれたりしているかもしれません。
漫画「BEASTARS」のその他、面白いポイント
擬人化された動物たちが「動物らしい上に人間らしい」点です。
動物らしさが強すぎて、感情移入がしづらいということはありません。
逆に、人間らしさが強すぎて、動物の良さが損なわれるということもありません。
そのバランスが絶妙だと思います。
動物の特性を踏まえつつ、人間らしい。
それが実現されているからこそ、読むことに力が入ってしまうんだと思います。
あと、かっこよかったり可愛かったりして単純にキャラが好きになります。
漫画「BEASTARS」好きにおすすめしたい漫画のご紹介
漫画「BEASTARS」が好きならこれも好きかもなーと思ったタイトルをご紹介します。
個人的な偏見でおすすめしているので、合う/合わないはあると思います。
ただ、私的にはどれも凄く好きな作品です。
・亜人ちゃんは語りたい
特殊な性質を持つ女子高校生などの亜人ちゃんたちと先生の交流を描く日常系の漫画。
笑えるコメディ系だが、個人的には大事な考え方が含まれている漫画だと考えている。
・ミイラの飼い方
男子高校生と手乗りサイズのミイラを中心とした日常系の漫画。
出てくる生物たちがとにかく可愛くて癒される。
・科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌
異世界転移した主人公が人間以外の女性とハーレムを作ろうとする漫画。
異世界物だが、科学的な感じが好き。18禁漫画だと思う。
最後に
素晴らしい作品を生み出してくれた作者の板垣巴留さん。
また、関係者の方々に深く御礼を申し上げます。
この作品に出会えたことが凄くうれしいです。
ありがとうございました。お疲れさまでした。
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